現在のてんかんの治療法は、抗てんかん薬などの薬物を用いるのが主体です。患者さんは、薬物治療のため長い年月が必要とされています。
てんかんという病気で一番心配なことは、発作の症状です。
これは、患者さんのみならず家族や知人など、周囲の人たちの心配事でもあります。
そこで大切なことは、薬と上手に付き合っていくことです。
医師の診断を受けて処方された抗てんかん薬を、適切な用法用量で継続服用すれば、発作の回数を減らせます。
例えば、薬剤名をメモ書きすること、飲み忘れることがないようにすること、外出先で発作の症状がでたときの場合を想定して、お薬手帳を持参するなど、患者さん自身で薬の管理をすることが、とても大事なことといえるでしょう。
自身の勝手な判断で薬の調節をすることは、とても危険なことになります。
必ず主治医の指示に従わなければならないので、相談するようにしましょう。

てんかんの発作症状は、患者さんによって違いがみられることから、家族や周囲の人にも説明して理解を得ておくことが望まれています。
てんかんの治療は、長くかかるものですから、処方薬を正しく服用して、定期的に主治医の適切な治療を受けましょう。
家族や友人知人の理解と協力は、患者さん自身の気持ちを楽にします。
また、てんかんガイドラインという一般社団法人日本てんかん協会が、内部に専門の医師らからなる作成委員会を置いて協議したうえで作成したてんかんの診断、治療、手術適応、治療終結の目安などに関する一連のガイドラインがあります。

単にてんかんというだけでは、症状なども千差万別といえるため、発作のタイプに応じた部分発作、全身発作という分類や、原因に応じた症候性、特発性といった分類に応じて、正しい治療方針を確立するということも不可欠となります。こうした状況に対応するためにできたガイドラインには、実にさまざまな事が記載されています。
例えば、診断に関するマニュアルであれば、診断すべき人は誰かということからはじまり、脳波の診断、MRIまたはCTによる神経画像検査の必要性、診断の手順などといったことがらが、それぞれの事項の解説入りで記載されています。
本人はもとより、関係者もこの様な資料に目を通し、てんかんと言う病気を日頃から理解しておくことも必要です。

てんかんという病気を正しく理解し、発作の症状の対処法も知って、薬とうまく長く付き合っていきましょう。

治療薬にはいろいろなものがありますがよく聞くのはテグレトールやラミクタールですよね。
治療薬とはいってもそれとは別に必ず副作用があるので、使用前はテグレトールやラミクタールの副作用をしっかり理解しておきましょう。

てんかん患者の仕事について

てんかん発作には突然全身がけいれんしてしまうような症状があらわれます。
その特徴は、一度だけでなく繰り返しおこってしまうため、薬などによる治療が必要です。
発作の原因はいろいろ考えられますが、その一つに脳の障害が考えられます。
例えば脳炎、脳梗塞及び脳に外部から何らかの衝撃を受けたようなことが、これに該当します。一般的にてんかんは子供の頃に発症し、18歳以下の患者がほとんどといわれています。年齢を経る毎に、てんかんの発生頻度が少なくなってくる傾向です。
中には大人になってから発症するようなこともあります。これらは何かに感染したとか前兆があるわけではなく突然発症する為、本人はその状況をなかなか理解することができません。

てんかんによる痙攣がひどく長続きする事は脳にもよくありません。
記憶にも影響が起こることがあります。まずこのような症状がある場合は脳神経外科などの病院へいくことです。
てんかんが長続きすると大人になってから仕事にも影響が出ます。
仕事に就く際には、まず医師とも薬の量などをよく相談しましょう。
そうして、てんかんの症状や状況を会社によく説明し理解を得た上で、治療を続けながら就業しましょう。

万一発作がおきた際には、影響を最小限に押さえる事が必要です。
会社から給料をもらう以上はその求められる役割に対する期待に応えていかなければなりません。
てんかんを患っていても働くことはできます。
あきらめず病気と向き合い労働時間、通勤、労働環境とどこまでならできるかよく検討する必要があります。

てんかんは遺伝するの?また結婚は?

てんかんは突如として発作を起こす病気です。
例えばクルマの運転中に症状が出ると事故を起こしてしまうような危険な病気です。
実際にこれが原因で他の方も巻き込むような大きな事故も起こっています。

さて、この病気は遺伝するのでしょうか。
実は遺伝する可能性が非常に低い病気と言われています。
例え親がてんかんでも子供がなるとは限りません。
てんかんになる原因は出産時の低体重や頭部への外傷と言われていますが、その誰もがてんかんになるわけではありません。
但し、外傷によるてんかんのなりやすさには個人差があり、ここが微妙に遺伝と関係するとも言われています。
だからと言って、てんかんを遺伝性の病とは断定出来ません。
この程度のことを遺伝病と言えば、この世の中のすべての病気は遺伝病になってしまいます。
よって、てんかん持ちの方と結婚するのに不安を持つ必要はありません。

親がてんかんを持っている際は、子供に遺伝していないか?細かく注意を払って居るため早期発見の確率が高まり、発症しても冷静な対処が出来ます。
自分がてんかんにかかっているからと言って結婚してはいけないと思い込む必要はありません。
自分の持病についてきちんと説明をしておき、それを理解してくれる相手を選べばいいのです。